はじめに
こんにちは、古川です。
本を読んでいますか?
「いやいや、古川さん、忙しくて本を読む時間なんてありませんよ」
とあなたはいうかもしれません。
これから稼ぎたいと思っている人は、
本をしっかり読んだほうがいいです。
良質なインプットがあって
はじめて、良質なアウトプットができるのですから。
ネットニュースばかりみていたり、ネットゲームにハマっているだけでは、
読者さんに価値を与えられませんし、稼げるようにはなりません。
イチロー選手は本を読まないらしいですけど、成功してますよね?
どの世界にも「天才」というのはいて、
本を一切読まないのに、成功している人もいます。
でも、それは一部の「天才」であって、
天才は本を読まない代わりに、ものすごい行動と経験を積んでいたりします。
例えば、イチロー選手は、本を読まないことで有名ですが、
イチロー選手は本を読まない代わりに、圧倒的な練習量で
試行錯誤を重ねています。
トライアンドエラーをとことんやっているのです。
そして、以前、ラジオ番組でインタビューで、
「自分の言葉で語る」
ことを重要視していました。
本は読まないけれど、自分の皮膚感覚だとか、
空気感をイチロー選手の言葉で、書き留めているのだそうです。
たぶん、膨大な時間を注ぎ込んでいるのでしょう。
あなたはイチロー選手並みにものすごい練習量を積み重ね、
考えに考えて、自分の感覚やフィーリングを言語化していますか?
もしもできていないのだとしたら、素直に先人の知恵の結晶である
本を読んで、疑似体験して、自分の血肉化をしたほうが、
時間の短縮になりますし、ビジネスに活かせると思うのです。
なぜ、本を読まなければならないのか?
どうして本を読まなければならないのでしょうか?
その理由を考えてみることにしましょう。
人間の知識は4年ごとに倍増している事実
情報化社会といわれて久しいですよね。
今は膨大な量の情報が、
・テレビ
・ラジオ
・インターネット
・新聞
・本
・雑誌
から入手できるようになっています。
人間の知識は4年ごとに倍増されていると専門家は指摘しています。
どういうことか、いいかえてみると、
人間は4年ごとにゼロから再教育されなきゃダメだってことです。
4年ごとに新しいスキルを身に着けなければ、
生きていけないってことです。
新しい技術をマスターしていかなければ、
仕事がなくなってしまうっていうことです。
大学を卒業する22歳、23歳くらい
大学院を卒業する25歳くらいで
勉強はおしまい、という考えはもう終わっているってことです。
新しい知識を習得するのに
いちいち学校に入学することはできません。
手っ取り早いのは
本で学ぶ
ってことです。
「いやいや、古川さん、わざわざ本なんて買わなくても
ネットでググれば、情報は転がってますよ」
とあなたはいうかもしれません。
ネットの情報は、注意が必要です。
どうして注意が必要かと言うと、
ネット情報は、誰のチェックも入っていない
可能性があるからです。
日本国、県、自治体や大学といった
公の機関が出している情報ならまだ信憑性があります。
でも、ネット情報は、情報の正確さという意味では微妙なのです。
一方、本であれば、編集者や構成係が
文章、内容をチェックしているので、
ネット情報よりも格段に信憑性が高いのです。
もしも、本を買うお金がないのなら
図書館で本を借りてきてください。
それくらい、本は信憑性が高く、
内容がしっかりとしているのです。
ネット情報も良いけれど
できるだけ、本から情報を入手するようにしてください。
本を読むメリット、本を読まないメリット
せめてビジネス書、できれば小説のような物語。
理想をいえば、ビジネス書でも
小説でも「古典」といわれるものを読んだほうがいいです。
古典というと大げさだけれど、長く読みつがれて、高い評価を得られているものが間違いないです。
具体例を挙げてみましょうか?
ビジネス書でいえば、
デール・カーネギーの
・「人を動かす」
・「道は開ける」
スティーブン・コヴィー博士の
「7つの習慣」
などです。
本を読む習慣がないと、「7つの習慣」は本の分厚さに圧倒されてしまうと思います。
でも、安心してください。
現在は、マンガ版が出ています。
・「人を動かす」
・「道は開ける」
・「7つの習慣」
なども、ショートストーリーの漫画になって
わかりやすく説明してくれています。
また、マンガ版になっていなくても、「図解版」になって、わかりやすく
噛み砕いてあるビジネス書もたくさんあります。
むしろ、マンガ版、図解版になっているビジネス書から
読み始めるというのも、賢いやり方だと思います。
ちなみに、僕の時代は、
マンガ版、図解版はありませんでした。
後日、マンガ版、図解版を読んで、
ものすごく理解が深まり、
あらためて、元の本を読み返しました。
今のマンガ版はストーリー仕立てになっていて
ものすごくわかりやすいです。
というわけで、まとめます。
まずは、マンガ版、図解版でエッセンスを学び、
その後で元の本にチャレンジしてみる。
これがビジネス書の古典に親しむ
手っ取り早い方法です。
ぜひぜひマンガ版、図解版から
入っていってみてください。
マンガから入って、本に進んでいく具体的なやり方を徹底解説
「マンガ版から入っていって、その後、どのように読書につなげていったらいいかわからないんだけど…」
という声も聞こえてきそうなので、具体的なやり方を解説していきます。
日本史を題材に、戦国時代、幕末、明治にかけてのマンガ、読書あんないです。
日本史は戦国時代から入るのがおすすめ。「センゴク」から読んでみよう
「日本史が好き」だとか歴女といわれるひとたちは、戦国時代が好きな人が多いです。
やはり、戦国時代って、いろんな人間ドラマ、
個性的な登場人物がたくさん出てくるんで楽しいんですよ。
というわけで、とっかかりは、
『センゴク』(宮下茂樹作 講談社)
がおすすめ。
「そのものズバリじゃん」って声も聞こえてきそうですけど、
・戦国時代
・仙石権兵衛秀久
に引っ掛けています。
全部で4部作になっていて、膨大な量なんですけど、
登場人物が魅力的すぎて、あっという間に読破できます。
第1部「センゴク」
第2部「センゴク 天正記」
第3部「センゴク 一統記」
第4部「センゴク権兵衛」
これらを読んでいくうちに教科書に登場した人物たちが、頭の中で動き出します。
こうなったらしめたものです。
織田信長の活躍から徳川家康までの流れが、一気に理解できます。
歴史上の人物たちの息遣いや、ニオイがまでが伝わり、
苦悩しながら攻略していく様子が把握できるので、
活字の本を読んでいっても、スイスイ理解できます。
山岡荘八著の
『織田信長』(山岡荘八歴史文庫 全5巻 講談社)
『徳川家康』(山岡荘八歴史文庫 全26巻 講談社)
だって、読めてしまうはずです。
さらに、司馬遼太郎著の
油売りから大名にまで登りつけた斎藤道三、
織田信長を描いた『国盗り物語』(司馬遼太郎著 新潮文庫 全4巻)
豊臣秀吉を描いた
『新史 太閤記』(司馬遼太郎著 新潮文庫 上下巻)
もいけますし、
徳川家康と石田三成の天下分け目の大合戦
『関ヶ原』(司馬遼太郎著 新潮文庫 上中下巻)を
楽しみながら読破することができるでしょう。
小説だけにとどまっておくのはもったいないので、
学術書も楽しむのもいいでしょう。
さらにさらに、戦国時代をリアルに体験した宣教師フロイスの
『完訳フロイス日本史』(ルイス・フロイス著 中公文庫)を
読むのもいいと思います。
フロイスは実際に信長に会っているんですから、
同時代人のフロイスから信長はどのように写っていたのかを
知るのもかなり楽しいと思います。
幕末~明治編 「おーい竜馬」から入ってみよう
幕末に活躍した「坂本竜馬」を例に説明していくことにします。
坂本竜馬を題材にしたマンガといえば、
『おーい、竜馬』(武田鉄矢原作 小山ゆう画 小学館)
が有名です。
金八先生の主役で有名な武田鉄矢さんは、かつてフォークグループ「海援隊」で
活動していましたが、グループ名は、ご存知、坂本竜馬が作った「海援隊」に
ちなんでいます。
そして絵は、「がんばれ元気」「あずみ」で有名な「小山ゆう」氏です。
「おーい竜馬」を読破したら、
「竜馬がゆく」(司馬遼太郎著 文春文庫 全8巻)を
読破するのはカンタンです。
「竜馬がゆく」を読んだ後は、同じ司馬遼太郎の
吉田松陰と高杉晋作を主人公にした
「世に棲む日日」がオススメ。
高杉晋作といえば、マンガの「士道」(高橋ツトム作)を
読んでほしいです。
高杉晋作が破滅的で、クールで超カッコイイ。
新選組も登場し、かっこよすぎることこの上なし。
さらにさらに、西郷隆盛と大久保利通を描いた
『翔ぶが如く』(文春文庫 全10巻)、
西郷隆盛を描いたマンガ
『せごどん』(道明作 講談社 全5巻)もいいですね。
幕末が理解できれば、
明治時代の理解も早いので、
『坂の上の雲』(司馬遼太郎著 文春文庫 全8巻)
日露戦争でロシアのバルチック艦隊を撃破した様子がよくわかります。
日露戦争をマンガで読みたいのなら
『日露戦争物語』(江川達也作 小学館 全22巻)もオススメ。
江川達也先生といえば、「マジカル☆たるルートくん」「東京大学物語」で
有名です。
江川先生の作品なら間違いなく面白い!
幕末から明治にかけての日本史もマンガも小説も学術書も
充実しまくってますから、いくらでもディープな世界に入っていけますよ。
まとめ
というわけで、日本史を例に、マンガから入って本に進んでいく楽しさを
解説してみました。
いいアウトプットをするには、上質なインプットが大前提。
ぜひぜひマンガから入って、基礎知識をつけたら、
本を読んで、知識を深め、良質なアウトプットをガンガンやっていきましょう。