はじめに-擬音語って何?
擬音語というのは、
実際の音をまねて言葉とした語。オノマトペ
「さらさら」「ざあざあ」「わんわん」の類(広辞苑)
です。
擬態語とは
視覚・触覚など聴覚意外の感覚印象を言葉で表現した語
「にやにや」「ふらふら」「ゆったり」の類(広辞苑)
のことです。
擬音語、擬態語は、人間の五感(聴覚、視覚、嗅覚、味覚、触覚)を
刺激し、想像力をかき立ててくれる役割があります。
お菓子の「ポッキー」だとか
アイスの「ガリガリ君」のネーミングは、
触覚、聴覚、味覚などをかき立ててくれますよね。
擬音語、擬態語をタイトルに入れると
読者の五感を刺激して
反応を高めることができるのです。
コトコト、グツグツ-具体例を挙げて説明
例をあげてみてみましょう。
【例1】3時間以上かけて煮込んで、柔らかくなった牛タンの旨味が溶け込んだ牛タンシチュー
【例2】コトコト3時間以上じっくり煮込んで、とろ〜り柔らかくなった牛タンの旨味がジュワ〜っと溶け込んだ牛タンシチュー
【例1】と【例2】は、どっちの文章の方が、
視覚、味覚、触覚、聴覚を刺激しますか?
もう明らかですよね。
【例2】のほうが擬態語を使っているので、
牛タンの旨味が、伝わってきます。
お昼が近かったら、思わず、お腹が
グーッとなってしまいそうです(笑)
タイトルに入れてみよう
それでは、擬音語、擬態語をタイトルに使ってみるとどうなるか?
例を挙げてみてみることにしましょう。
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文章が読みやすくなっただけでなく、臨場感もでました。
ビールジョッキの水滴が目にうつるようですし
おいしそうな香りまで漂ってきそうですし、
仕事に集中して、サクサク作業が進む様子が目にうつるようです。
情景を伝えるときに「音を入れる」のは欠かせない方法です。
擬音語は使いすぎると、幼い印象を与える
擬音語、擬態語を使うときの
注意点が1つあります。
それは、
使いすぎない
ということです。
使いすぎると、小学校低学年の子が書いた
作文のように幼稚な印象を与えてしまうのです。
具体例を挙げてみましょう。
昨日は、雨がザーザー降っていました。
風も、びゅーびゅー吹いていました。
天気予報によると、台風がぐんぐん近づいているからだそうです。
どうですか?
ザーザー
びゅーびゅー
ぐんぐん
といった擬音語、擬態語を使っていますが、
ちょっと使いすぎると幼稚な文章に読めませんか?
なので、擬音語、擬態語は、ここぞ、というときに
程よく使うといいです。
少しだけ、注意しておくことをオススメします。
まとめ
長くなったので、まとめます。
擬音語、擬態語をタイトルに入れると読者の五感を刺激して反応を高めることができる
のでしたね。
そして、使いすぎると幼稚な印象を与えて、効果が薄れることも
書きました。
適切に、擬音語、擬態語を使って、
読者の五感を刺激し、反応を高め、
行動に導いてあげてください。